院長あいさつ

長年脳外科医として手術をしてきましたが、この20年は神経内科に転向し、脳過敏症を専門としています。脳過敏症の研究が認められ、母校の臨床教授を14年間務めさせていただきました。脳過敏症とは、慢性ストレスによる神経可塑性によって起こる難治性の“めまい、頭痛、肩こり、不眠、シビレ・ピリピリ痛”です。

私自身、末期がんステージ4から生還し11年、この経験から編み出した自己免疫活性化療法を中心にがん相談とメラトニンを使った自然睡眠外来に力を入れています。市内の小中高校の生徒、保護者を対象にした睡眠講演を行っています。関連して朝起きられない子供たちの生活指導を中心にした診療も行っています。診療は毎月1日から20日です。

トホーニヤはサンスクリット語(梵語)です。釈迦問答のトニヤシナヒゲルハはトニヤ、トホウ(道)につながります。トホウは道の選択に迷い、苦しむ先に、見えてくる条理(道理)を意味します。トホーニヤ診療所は、静かに落ち着いた祈りの場でもあります。

 

トホーニヤにいたる心境を詠みました。

 

 私の余生

 人を支えるは

 愛と納得

 満足ではない

    愛は人に

 納得は自分に

 今の自分にとって

 愛と納得を充たすは

 医師としての仕事

    遊ぶだけの余生は

 愛も納得も

 充たしてくれない

 働いてこそ 

 納得の余生あり

2024年4月15日 ウインテックオーシャンスカル

2024年2月3日 ヤマハ シーホッパーⅡ

大田浩右 (おおた こうすけ)

経歴

1964年 岡山大学卒

1968年 慶應義塾大学相澤豊三内科研修

1969年 岡山大学大学院卒 博士(医学)

1970年 脳神経外科専門医 第349号

1971年 福山医療センター脳外科開設

1972年 チューリッヒ大学脳神経外科研修

1976年 医療法人祥和会創業

1998年~2012年 岡山大学臨床教授 神経内科学 脳過敏症の研究

2023年 医療法人祥和会退職 

2024年 大田トホーニヤ診療所